新年あけましておめでとうございます。2021年1月

昨年中は、各事業所のご利用、組合員活動へのご参加ありがとうございました。コロナ禍の越年になりましたが、今こそ医療福祉生協の真価が問われています。本年が「笑顔」の多い一年となるよう、ともに活動していきましょう。

新居浜医療福祉生活協同組合理事長  佐々木龍 
2025年には団塊の世代すべてが75歳以上となり、人口減少化での高齢化は、今後さらに進展することが確実視されています。
医療福祉生活協同組合は、地域の人々が、それぞれの健康と生活にかかわる問題を持ちよる自治的組織です。医療機関・介護事業所などを所有・運営し、ともに組合員として生協を担う住民と職員の協同によって、問題を解決するための事業と活動を行います。
私たちが大切にする健康観は「自分たちの健康は自分たちで守ろう」です。「昨日よりも今日が、さらに明日がより一層意欲的に生きられる、そうしたことを可能にするために、みんなが協力しあって楽しく明るく積極的に生きる」というものです。
私たちは、この価値観と健康観にもとづき、医療・介護・健康づくりの事業と活動をすすめ、地域まるごと健康づくりをめざします。これは行政が唱える「地域包括ケア」に通じるものです。
私たちは事業活動を通じて、独居、高齢者のみの世帯が増加し、認知症に対する不安も拡がっていることを実感しています。また年金の削減、消費税増税、医療介護費用の負担増などから、生活環境がますます悪化していく現状も痛感しています。政治行政の分野で取り組んでいただくことが多くありますが、私たち一人ひとりの地域の生活を支える、新居浜医療福祉生活協同組合の果たすべき役割と期待はますます大きくなってきていることの認識を、組合員さんと共有していきます。
そのために「健康づくり」「なかまづくり」に積極的に取り組み、班会支部会において、お互いに学習をしながら、健診者数の向上、介護予防事業や健康づくり事業の実施、の充実を図っていきます
「住み慣れた地域で安心して暮らし続けたい」という、みんなの当たり前の願いを実現することを目指して、10年後、20年後に向けた組合員活動、地域活動を活発に展開してまいります。本年度は「第三期新規増資三カ年計画」の1年目になります。新たな目標を設定し、達成に向けて努力してまいります。また、支部活動では、一部地域にはなりますが小学校単位の支部を目指した結果、10支部から14支部と増え、各事業所の地域の拠点化と一体となった活動を目指します。生協ニュースを組合員参加で毎月発行を続けます。
今年度も多様な活動を、みんなで考え、みんなで参加し、みんなで実践していきましょう。