自分たちの健康は自分たちで守ろう
からだ、こころ、いのちを総合的に捉え、東洋医学・西洋医学等を統合する医療をめざそう。
安全な食・水・空気を守り、生み出そう。
一人では生きてゆけない。自立と助け合いの輪を広げよう。
一人ひとりの立場・良さを認め合い、心豊かな町づくりをめざそう。
新居浜医療福祉生活協同組合の
介護目標
~ 組合員・利用者・職員が
ともにめざすもの ~
いのちと人権を尊重する介護
- 必要な情報の提供と納得できる説明を受け、自己決定とプライバシーを尊重する介護をめざします。
- 自分らしさが大切にされ、生活が継続される介護をめざします。
- 介護を通じてともに成長し、共感しあえる介護をすすめます。
誰もが自分らしい生き方
- 老いても障がいがあっても自分らしい生き方ができるように自らの生活設計を考えます。
- なじみの関わりを大切にした支え合いを広げ、地域の介護力を高め、安心して暮らせるまちづくりをすすめます。
- いきいきとした高齢期を目指し、介護予防、認知症予防などの健康づくりをすすめます。
安全・安心の質の高い介護
- 利用者参加の評価活動など、内部・外部評価を取り入れ、介護の質の向上をすすめます。
- 介護への意見や苦情を大切にし、組合員・利用者とともに地域に開かれた運営をします。
介護を受ける権利を守り
発展させる運動
- いつでも必要かつ十分な介護を受ける権利を、守り発展させる運動を共同してすすめます。
「自分たちの健康は自分たちで守ろう」
〜昨日よりも今日が、さらに明日がより一層意欲的に生きられるために〜
新居浜医療福祉生活協同組合理事長
佐々木 龍
2040年には1971~1974年の第二次ベビーブームに生まれた団塊ジュニア世代が65歳以上の高齢者になります。このような人口の動きは平均寿命が伸びたことや出生数の減少が主な原因といわれています。この高齢者人口の増加に伴い、労働力人口の減少が懸念されており、あらゆる業種で人手不足が発生すると推計されています。このため、国は「少子化対策」に真剣に取り組まなければなりません。
この事は医療においては、入院が増え、外来は若い人が減るために受診減となります。85歳以上の人が増えるため、在宅での介護や介護施設入所が増えていきます。2030年には、一人で暮らす人が40%、二人に一人の割合になりつつあります。
この問題解決として、国では2025年に向けて構築を図っている地域包括ケアシステム(家と施設に住んだまま、近くの医療や介護や介護予防、困った時の相談や支援にのってもらうシステムで、その結果、自宅に住みながら自立した生活を続けられることになる)をさらに進化・推進させようとしています。対策として、介護ニーズの増大と労働力の制約への対応を両立させるため、ICT化(情報通信技術を活用したコミュニケーションを意味する)を加速させ、この制度を持続させようとしています。
今後、生活の支援相談が必要な方が増えます。認知症の方も増え、家族を含めた相談支援や地域における介護予防や社会参加活動の場、心の居場所づくりが必要となります。介護人材確保も重要となり、地域や介護事業所では介護の質の向上を目指すことが必要となります。これまでの家族中心の社会ではなく、家族の枠を超えた、地域で一つの家族になる「地域中心の社会」へ転換することが必要になっています。
このような課題の中、新居浜医療福祉生協は、5つの理念のもと、助け合いを当たり前に、人と人のつながりを多様に紡いでいきます。暮らし続けたい所で、ひとり一人が大切にされ楽しく豊かに生きていく、そしてみんなでその助け合いを創り上げて人を元気にします。
その願いは、医療や介護、地域での活動を通して、自分ごととして話し合い、ひとり一人が一歩ずつ確実に実現していきます。地域住民・地域の多様な主体のまるごとが、世代や分野を超えてつながり、自分らしい暮らしの満足と生きがいを求めて幸せになり、良好な人間関係を創ります。地域社会が疎遠になっている今こそ、生協の役割は大きくなっています。
世界に目を向けると、ロシアによるウクライナへの軍事進攻が収束の兆しがなく、その事は日本の安全保障にも大きく影響を及ぼすようになっています。私たちは、「平和の尊さ」をかみしめ、現実を知ることから始めて、募金活動などを通じて「世界とつながっている」、「無関心ではない」という意識を持つことが大切です。
また、新型コロナウイルス感染症は、5月から2類感染症から5類感染症に移行しますが、感染リスク、重症化リスクが高い人たちを受け入れる事業所として、細心の注意を払い、対策をとらなければなりません。新型コロナと共存せざるを得ない生活は今年度も続くという覚悟が必要です。
持続可能な開発目標(SDGsエス・ディー・ジーズとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称で2015年9月の国連サミットで採択された、国連加盟193か国が2030年までに取り組む開発目標です。17の大きな目標と、それらを達成するための具体的な169のターゲットで構成されています)の認識も広がっています。私たちの理念や取り組みはSDGsと重なります。新居浜からこれからの世界のことを、SDGsを通してできることから実践していきます。一人ひとりが自然や地球、宇宙とのつながりを意識し、人、自然、地球に傲慢になりすぎていないかと自問する謙虚さで未来を見つめたいと思います。知的好奇心と想像力で人と自然とつながり、不便さを愉しみながら生活したいものです。
- 診療所、介護施設及び介護サービスの運営
- 医療福祉生活協同組合(消費生活協同組合法に基づく自治組織)
- 各種医療活動、健康増進活動
(※2)中萩小学校区のうち、住所が「萩生」以外のエリア
支部 | 範囲 |
金子 | 金子小学校区 |
宮西 | 宮西小学校区 |
金栄 | 金栄小学校区 |
新居浜 | 新居浜小学校区 |
若宮・惣開 | 旧若宮小学校区・惣開小学校区 |
高津 | 高津小学校区 |
神郷 | 神郷小学校区 |
多喜浜 | 多喜浜小学校区 |
浮島・垣生 | 浮島小学校区・垣生小学校区 |
大生院 | 大生院小学校区 |
萩生 | 中萩小学校区のうち、住所が「萩生」のエリア |
中村 | 中萩小学校区のうち、住所が「萩生」以外のエリア |
角野 | 角野小学校区・別子小学校区 |
泉川・船木 | 泉川小学校区・船木小学校区 |
西条 | 西条市 |